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子どもの多様性の育て方~自然で遊ぼう~

近年、都市化が進み異常気象で外遊びの機会が減る中で、子どもたちが自然に触れる機会が減っていることが懸念されています。感覚で分かるように「自然の中で遊ぶこと」は、子どもの発達において非常に重要な役割を果たします。

自然の中の遊びは、単なる楽しみだけでなく、子どもの多様性を育むための貴重な経験となります。この記事では、自然の中でどんな遊びをすると子どもの多様性を刺激できるのか、そこを探っていきます!

1. そもそも、多様性って?

「多様性」というのは、簡単に言うと「いろいろな違いがあること」を意味します。たとえば、学校や職場の人々を思い浮かべてみてください。背が高い人もいれば、低い人もいます。おしゃべりが好きな人もいれば、静かに本を読むのが好きな人もいます。これが「多様性」です。

自然の中には多様性がたくさんあります!例えば、森には木、花、鳥、昆虫、動物がたくさん住んでいます。もし森に木だけしかなかったら、森はとても寂しくて、つまらなくなると思いませんか?いろいろな植物や動物がいるから、森は美しくて楽しい場所になるんです。

人間も同じです。いろんな人がいるから、世の中はおもしろくて豊かになります。それぞれの違いを認め合って、違いを楽しんだり、違いを尊重したり…「みんな違ってみんないい」とは良く言ったものですよね。

2. 自然環境が提供する多様な刺激

自然環境は、都市の公園や室内の遊び場では得られない多様な刺激を提供します。例えば、森林や川辺での遊びは、視覚、聴覚、触覚、嗅覚、味覚といった五感をフルに活用することが求められます。子どもたちは、葉っぱの音や小川のせせらぎ、土の香りや木の実の味を感じることで、五感が豊かに刺激され、感覚の鋭敏さが養われます。このような多様な感覚刺激は、子どもの脳の発達にも良い影響を与え、創造性や問題解決能力を高める助けとなります。

自然の中では、木の枝や葉っぱ、石ころなど、自然の素材を使って自由に遊ぶことができます。これらの素材を使って子どもたちは、自分たちのオリジナルの遊びを考え出し(創造性)、想像力を駆使して新しい世界を創り出します想像力)。例えば、木の枝を剣に見立てたり、葉っぱをお金に見立てたりすることで、子どもたちは現実の制約を超えた自由な発想を楽しむことができます。

3. 自然の中でどう遊ぶと効果的?

① 土の色集め

画用紙に色々な場所の土を指で擦りつけて、どんどん集めていきます。目に見える範囲だけでも、日の当たるところ・草が多いところ、など環境の条件が違えば土の色も変わっていることも気付けるはずです。

黒色・茶色・オレンジ・肌色の折り紙を画用紙に貼って、似た色を集める遊びにしてもいいでしょう。競争するとより一層盛り上がります♪

② 同じ色の葉っぱ探し

自然の中で、自分の服や持ち物と同じ色の葉っぱを探します。同じ木から生える葉っぱも、全く同じ色・同じ形の物は1つとしてありません。同じに見えても、並べてみると違いがあることに気が付き、「色の多様性」を感じることができます。

お気に入りの葉っぱが見つかったら、ティッシュペーパーでそっと挟んで持ち帰り、帰ってから重たい本に挟んでおくとシオリの完成!遊びの思い出になりますね♪

③ あめつぶリレー

雨上がりの自然の中では、雨粒がキラキラと葉の上に残っている様子がみられます。葉っぱのほとんどは雨粒を弾くので、とても綺麗に輝きます。

葉っぱをそっと折って雨粒を集めて、次の人の葉っぱへ送るリレーゲームが楽しめます☆葉っぱを扱う微妙な力加減や相手を思いやる気持ちが学べます♪

4. 自然との関わりがもたらす心の安定

自然の中での遊びは、子どもたちの心の安定にも大きく影響します。自然環境には、ストレスを軽減し、心を落ち着かせる効果があることが研究でも示されています。自然の中で過ごすことで、日常生活の喧騒から離れ、心身をリフレッシュさせることができます。自然の中で遊ぶことで、心のバランスを取り戻し、健全な成長を促すことができるのです。

また、植物や生きものに関して子ども自身の感性で触れ合い「この感触すきだな」「これは見た目が怖そう」と、色んな感情や感触を学ぶことは、心の発達に繋がります。そして、圧倒的にスケールの大きい自然を相手にして、「思い通りにならない存在があることを知る」という体験が忍耐力や自制心を育むことにも繋がります。

5. 親はどう見守る?

一番は、一緒に楽しむこと!植物や生き物に関して、親の主観で先回りして色々な情報を伝えるのは少し待ってみてください。好奇心に満ちた子どもから、どんな反応が返ってくるか待つのはきっと楽しいですよ。

夏の暑い日や虫が多いところへ行く時は、対策を万全にしていきましょう。遊びに熱中すると、水分摂取を忘れたり、危ない行動をしてしまうこともあるため、一歩引いた目で見守れるといいですね。

まとめ

自然と触れ合うことで、子ども達が得られることはたくさんあります!幼少期のたくさんの経験を通して、色々な感性や心を育めます。親と過ごす限られた時間を思いっきり楽しんでいきましょう♪

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ツナコ

ツナコ

現役保健師目線で考える保健指導ネタ、子育てネタ、転職情報を発信中☆忙しい現代人にゆるっと元気になってほしい!そんな想いでお届けします。