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実際の年収や待遇は?看護師と産業保健師を徹底比較!

看護師と産業保健師という二つのキャリア。どちらが自分に合うのか…転職を考える上で、みんな一度は考えることです。まずは、情報を集めること。そして比較すること。それぞれの職業の特性や待遇、そして求められるスキルなどについて理解を深めることができると、おのずと答えが見つかります。

徹底比較!看護師と産業保健師

産業保健師の知り合いはいないし、実際の年収とか働き方が分からない!

質問者
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項目看護師産業保健師
年収年収は約350万円~600万円程度。経験や専門資格により異なる。(看護師長で800万程度年収は約400万円~800万円程度。主に所属企業の規模や勤続年数により異なる。
就業環境医療機関や施設に勤務。正社員雇用の他に、パートタイマーや単発勤務などの働き方がある。企業や保健センターに勤務。正社員・契約社員での雇用が多い。
メリット患者との直接的な関わりがあり、医療現場での経験が積める。
多様なコメディカルとの交流が図れる。  
企業内でのキャリアパスが多岐にわたる。(正社員では管理職等、保健師のリーダー的なポジションあり)
 デメリット    患者の急変に対応するストレスや身体援助による負荷がある。夜勤や交代勤務により生活リズムが乱れやすい企業文化や業界によっては、保健活動への予算やリソースが限られることがある。(やりがいを感じにくい
ツナコ
ツナコ

産業保健師の年収の方が高く思われがちですが、看護師の夜勤手当や勤続年数・役職手当等を考えると、年収が下がることも考えておかなければいけません!

看護師のキャリアプラン

看護師としてのキャリアプランの例をあげます。あくまでも、これは一例であり、個々の希望や状況に応じて柔軟にアレンジすることが重要です。

1. ひよこ時期(新卒~3年目)

新卒で看護師として勤務を始めたばかりの時期です。

  • 基礎的な臨床スキルの習得: ベッドサイドでの実務経験を通じて、基本的な看護技術や医療ケアの提供方法を磨きます。
  • 専門知識の積み重ね: 病棟や診療科に応じた専門知識を深め、臨床経験を通じて診療チームとの連携を学びます。
  • 研修や勉強会への積極参加: 新技術や最新のケア手法について学び、自己研鑽を続けます。

2. 中堅時期(3年目~10年程度)

実務経験を積んだ後、キャリアを深化させる時期です。次のステップを意識します。

  • 教育・指導への進展: 看護師教育や新人指導に携わりながら、自身の経験を生かした教育プログラムを展開します。
  • 管理職へのキャリアアップ: 看護師長や部門リーダーとしての役職を目指し、組織運営や人材管理のスキルを磨きます。
  • 専門性の追求: 臨床スペシャリスト(専門看護師)や認定看護師としての資格取得を目指し、専門性を深化させます。

3. ベテラン時期(10年目以降)

長期的なキャリア戦略を立て、看護の分野でのリーダーシップを発揮する時期です。

  • 経営・政策への参画: 看護の質の向上や医療政策の立案に関わり、業界全体への貢献を目指します。
  • 学術的な貢献: 研究や学術論文の執筆・発表を通じて、看護の知識体系を広げます。
  • 国際的な活動: 看護の国際交流やグローバルヘルスに貢献し、国際的な視野を持った活動を展開します。
ツナコ
ツナコ

ベテランだからこそ!の豊富な経験で、JICAにチャレンジしたり、「応援ナース」で地方へ行く人も多かったです。

産業保健師のキャリアプラン

産業保健師としてのキャリアプランは、専門的な知識と経験を積み重ねながら、職場の健康管理や労働者の安全を支える役割を果たすことが大きな目標になるでしょう。就職先の企業規模や、雇用形態(正社員・契約社員・パートなど)によってもキャリアプランは様々ですが、一例を紹介します。

1. ひよこ段階(新卒/転職後から数年目)

転職組の場合は医療に関する知識はあれど、「産業保健」の業務は初めて。病院ではあまり学ぶ機会の少ない、接遇でつまずく場合もあるかもしれません。新しい環境に慣れるのは大変ですが、志高く業務に取り組める時期です。

  • 基礎的な産業保健の知識の習得: 労働安全衛生法や産業医学の基本を学び、職場の健康管理に必要な基礎を確立します。
  • 実務経験の積み重ね:  実際の健康管理業務に携わりながら、職場の課題やニーズを理解します。面談や指導技術も習得していきます。

2. 中堅段階(数年目から10年程度)

一通りの業務に慣れた後、産業保健師として独自性を出していく時期です。メンタル対応や研修、労務管理など職場の課題や自分の得意分野を考えて、より知識や技術を深めていきます。

  • 企業内でのリーダーシップの発揮: 健康管理プログラムの立案や実施に携わり、職場全体の健康促進に向けたリーダーシップを発揮します。
  • 職業病対策やリスクマネジメントの強化: 職場における労働者の健康リスクを分析し、予防策や対策の改善を推進します。
  • 産業保健の法的規制や最新のトレンドに対応: 労働安全衛生法の改正や新しい健康管理の手法に対応するための情報収集と学びを継続します。
ツナコ
ツナコ

産業保健師1人の力では実現困難なことも、職場全体を巻き込んで対応すれば可能になります!そのために、土台である信頼関係の構築が大切!「この人になら協力してあげてもいいかな」と思ってもらえると、仕事がやりやすい♪

3. ベテラン段階(10年目以降)

労働衛生コンサルタント」の資格は、保健師実務経験10年以上ないと受験資格が得られない…など、10年はキャリアの中でも一区切りとなるところ。今後、どういう活動をしたいか・世の中にどうなってほしいか、自分と会社、社会など全体に目を向けてキャリアを考える時期です。

  • 産業保健の戦略的な立案と実行: 企業の経営層と連携し、産業保健が企業の戦略的な一部として位置付けられるように努力します。
  • 産業保健の研究・教育活動: 研究活動や学術論文の執筆・発表を通じて、産業保健の知識や実践に貢献します。
  • 国際的な産業保健活動への参加: 国際的な産業保健の視野を広げ、グローバルな健康管理の課題にも対応します。
ツナコ
ツナコ

今いる企業と考え方が合わない、経営陣が健康や衛生に興味を持っていない…など、自分ではどうしようもない壁が見えてくる時期でもあります。自分の考えに合う企業への転職自分で会社を立ち上げるなど、選択肢が広がる時期ですね。

まとめ

看護師と産業保健師という、2つの職業のキャリアパスについて深堀りしました!それぞれ特性やメリット・デメリットがありましたね。自分自身の考えや強みとキャリア目標に合わせて、どのような生き方が合うのか1度ゆっくりと考えてみてください。将来のキャリアの方向性や生活スタイル、適性を明確にした上で転職活動に挑むと、面接でも自信をもって答えられますよ。みなさんの転職活動を応援しています♪