3歳を過ぎてくると動きが活発になり、行動範囲も広がります。
ちょっと目を離した隙に…とんでもないことをするのが子どもです💦
3歳を過ぎた子どもは目の前のことに夢中になって、危険に気付かないことも少なくありません…
その結果、屋外での事故が増えてしまうのです。
大人は、子どもの行動特性と事故が起こる状況を予測し、日頃から対策を行いましょう!
交通事故(自転車事故)
車だけでなく、子乗せ自転車による事故も注意が必要です。
家庭では「何が危険?」「どうすれば安全か?」を日頃から話しておくといいですね。
道路を歩く時
1. 大人が手をつなぎ、子どもは歩道側を歩かせる
2. 交通ルールや注意が必要な場所などを繰り返し教える(信号のない横断歩道など)
3. 道路の近くでは絶対に遊ばせない
4. 道路越しに子どもに声をかけない
車に乗っている時
1. チャイルドシートを必ず装着し、正しくロックがかけられているかも確認
2. 窓やサンルーフから顔や手を出さないように注意する
3. ドアにはチャイルドロックをかけ、子どもが開けられないようにする
子乗せ自転車に乗る時
1. 必ずヘルメットを着ける
2. 安全ベルトを忘れずに着ける
3. 自転車を止めた後、子どもを乗せたまま目を離さない
4. 子どもが座席から身を乗り出さないよう注意する
子どもの交通事故で一番発生が多いのが「6月と7月」。夕方の16~18時に一番事故が発生しているので、要注意!
溺水(できすい)
幼児は浴槽での溺水事故が多発し、小学生など年齢が上がるとともに屋外での溺水事故が増えます。
子どもは水深3㎝でも溺れてしまう…ということを忘れないで!
1. 子どもだけで浴室に入れないようにする(ドアの高い部分にロックをする)
2. 大人の目が離れる時(髪を洗うなど)は子どもを浴槽から出す
3. 大人がいない時は池や川、海などに近付かないよう教える
4. 水遊びをする時は、大人が目を離さないようにする
5. 入浴後、浴槽の湯は抜いておく(防災のため抜かない場合は、必ず浴室ドアに鍵をかける)
転落
戸建ての2階や、マンションのベランダなどから転落する事故が後を絶ちません。
高い所に恐怖心を抱かない「高所平気症」の子どもが増えていることが関係しているといわれています。
子どもが高い所が危険かどうか判断する感覚は、4歳頃までに大人の8割ほどのレベルに達します。
この時期をマンションなど、高層階で過ごすことが「高所平気症」増加の原因と言われています。
1. エアコンの室外機など、踏み台になるようなものをベランダや柵の側に置かない
2. 子どもが足をかけられそうな柵がないか、日頃から点検しておく
転落事故の場合、約70%は重症であり、半身不随(麻痺)など今後の人生に大きく関わる後遺症となります。
大人の予測力で、対策していきましょう!
記事のまとめ
- 子どもの事故で多いのは…
- 1. 交通事故(自転車事故)
- 2. 溺水事故
- 3. 転落事故
興味のあるものがそこにあれば、どんな恐ろしい行動でも取れるのが子どもの特性。
それを分かった上で、子どものためにできる安全対策を日頃から意識していきましょう!